2021年12月23日木曜日

モグラで陽が明け、モグラで陽が暮れる


ショックで寝込みました。

「涙は人を動かす」
侵入防止のため、あぜ板を埋めよう。



植えたばかりの花苗がモグラでダメになり、
早速障害物が出現。
岩が出てきたので分割して撤去です。




ついでに隣の花壇にもあぜ板を。
これでモグラもあきらめるでしょう。



他にもあぜ板を広げたくなりました。

ところでモグラは障害物があると地上に
飛び出し、場所を変えて再び潜ります。

ですから地上の動きも止めねばなりません。


あぜ板を地面から5cm以上出すのは、地上の
動きを止めるためです。

モグラは大食漢。
一日に体重の半分を食べないと餓死するらしいよ。

縄張りを半分にぶった切ると・・・
グフフ どうなるんだろう




縄張りを半分にすると、エサの確保も半分に。
・・・なるほど結果がみえてきました。

いままで被害にあった場所を徹底的にマーク、
興奮して眠れなくなっちゃった。

あぜ板の敷設はヨロコビに変わろうとしています。



穴道を、ことごとく遮断。

モグラの動きを右から左、左から右、
上から下、下から上、完璧に止めよう。



花壇を3分割。

あぜ板の端は回り込めないよう、
コンクリートで周囲を固めてあります。



モグラの親は縄張り意識が非常に強く、
子供の居候は許さないということです。

親のエサさがしの通路は地中やや深くにあり、
子供にとって利用できないとなれば、
残された道は地中の浅いところとなるのでしょう。

地面がボコボコにされ苗が枯れ死するのは、
巣離れした子供のせいだったのかも。



ガーデニングに安息の日はありません。
汗を流せば少しは楽になれそうで・・

子供のモグラは体力がないので地面から
せいぜい20cm以内の柔らかいところです。

しかし用心深いワタクシは、
40cmのあぜ板で30cm以上埋めました。



モグラは道路を横断し隣地からも来ます。

そうした不安をなくすため道路沿いに長い
「万里の長城」を試みました。



こちらは、こぼれ種で育つ白い花がステキな
オルレア群生のエリア。

元気に育っている苗を犠牲にしてでも、
モグラ憎しを優先させます。



モグラがあぜ板の下をくくり抜けないよう、
こん棒で土をガンガンに突き固めるんだ。

モグラ憎しの気持ちは、作業の緻密さにも
表れていますねー



たった2枚のあぜ板を敷設するのに二日も
かかりました。

地中には木の根や石が至る所にあって、
ときとしてあぜ板を切り抜いたりします。

すき間ができればコンクリートで塞ぎます。



作業は2か月間に渡り、
実質日数は2週間を要しました。
使ったあぜ板(長さ1.2m)の枚数は38枚。
セメント1袋、バラス、砂ともそれぞれ3袋。

ふり返ってみるとワタクシの行いは、
その原動力が「憎しみ」だけだった
・・かと

2021年12月19日日曜日

育苗苦難21

種から花を育てるのは難しい。
今年のように、長雨と高温が長引く秋の
育苗は悲惨なものでした。



これらポットの育苗は、全て失敗し
たものです。
撮影は10月10日ですから、この時点
でのやり直しは十分いけるはずでした。

ポットの土は全てトロ箱へ廃棄処分。
理由は菌類対策と過去からの学習です。

「種まきは清潔な土にすること」と、
種袋にキッチリ書かれているくらい。

種まき培養土の使いまわしは、過去の
失敗経験があるだけになおさらです。



さて失敗作の一つは、モヤシ状の苗。
原因は発芽後にたっぷり日光浴ができ
なかったことです。
とにかく
長雨が続き、お日様どころじゃなか
った。

さらに長雨の後は異常高温が続き、
ポットの地温が上昇、そのせいで発芽が
急ピッチで進み、いっきにモヤシ状態に。

その後の異常気象もいけなかった。

最高気温が30度ちかい高温が続き、
その後、一転して20度くらいの低温
が続いたのです。

発芽したものにとって10度の落差は、
相当なダメージとなったでしょう。

発芽しないものが続出しました。


これらは全て異常気象によるもので
した。
しかし他に問題がなかったか?

種まきの基本は苗床(セルトレイなど)
に種をまき、それを第一段階と
するならば、

第二段階は幼い苗をポットに移植する
ことであり、地面に移植するのは
第三段階となります。

ワタクシは第一段階を省略し、直接
ポットに種をまいていました。

昨年はこれでうまくいき、
これぞ省エネ育苗だと自画自賛して
いたものです。


ところが今年のように不良が続くと
どうなるか

発芽が不健康なものや、モヤシ状態の
ものはポットの土を捨て、再び新しい
土をポットに詰め、そして再び種を
まくことになるのです。

ポットの土は種まき専用の培養土であり、
かなり高価。

その培養土を片っ端から廃棄するわけで、
まさにお金と体力の無駄づかいでした。



さて肝心の日光浴ですが、
いきなりお日様に当てると気絶するので、
午前だけ日が射す場所に移動させます。

草花にとって半日陰は安全地帯と言えま
しょう。

育ちの悪い挿し木や、ひ弱な春まきの苗も、
みんなこの場所に避難してきますから、

さながら難民キャンプのようであります



ことしは大々的に取り組んでいます。
地面に直接種をまく「直まき」法

これが成功すれば、将来ともども
育苗の苦労からなんぼか解放されるはず。

じつは去年、余った種を集めて一か所に
バラまいた結果、

フフフ なんだか成功したみたいで
今年はさらに踏み込んでみます。






余り種はもちろん、新たな種もブレンド
します。
もちろん植える場所によってブレンドの
種も変えて。

この試みは、来年の春に結果が出ます。

せっかく発芽しても途中で消え去るものも
あり、春まで予断を許しません。



ブレンドの直まきエリア、
エントリーナンバー㉜

芽が出ても、日数が経たないと何の花か
分からないですね
・・・案外雑草だったりして

白い不織布は豪雨による種の流出防止と
して、エリア全体に掛けていました。



こちらはエントリーナンバー⑥ 単一種の
直まきです

もし発芽しなかったら、ブレンド
(多種)と違い一切白紙となるので、
発芽率の高い花としました。

これはヤグルマギクですが、
他にビスカリア、アグロステンマ、
ヒメキンギョソウなど

ただし100%安心できないので、余分に
ポット苗を育て、バックアップ体制を
とります。

やってみました!
今年の直まきエリアをドンと17か所に
拡大。

花壇エリアの総数が72ケありますから、
2割強が直まきエリアとなります。

で、気になる結果ですが、
12月4日時点で、2ヶ所が不良、 残る
15所がなんとか・・かんとか



育苗ハウスはポッまきト苗で満員。
悲しいことに、トータルで半数近くが
失敗したと思います。

自家採種の種はほとんどが発芽せず、
購入した種も、再購入した種も発芽
しなく、

泣いているヒマもなく、種を新たに購入
することが当たり前になり、挫折と
挑戦のくり返しが続きました。

宿根草(多年草)と呼ばれるものも、
夏の高温多湿で枯れ死が続出。

だからよけいに、種から育てる苗に期待
も大きかったのです。



廃棄した種まき用培養土はトロ箱に3杯も。

イイ勉強になりました

来年から育苗方法を根本から変えます。



冬になっても育苗から解放されません。

苗が小さくて定植できないものは、
縁側で日向ぼっこをして冬を越します。

ずいぶん沢山あります。
ということは、根気よく種まきをくり返し
た結果、
ようやく発芽にこぎつけたものが多い、
という証でもあります。

心配なのは大寒波がきたら生き延びて
くれるかどうか




未来のガーデナー

ジジイの涙姿を見て育っています。


竹藪を完全消滅

満を記しての断行。 2022年12月13日 竹の伐採を始めました。 200本余りあるモウソウダケは手ごわそう。 一日の伐採本数を最低10本に。 長丁場になることは分かっています。 飛ばし過ぎると、反動が来ることも分かって います。 完全遂行に適切なペース配分は欠かせません! 来...