2023年1月4日水曜日

竹藪を完全消滅

満を記しての断行。
2022年12月13日 竹の伐採を始めました。

200本余りあるモウソウダケは手ごわそう。


一日の伐採本数を最低10本に。

長丁場になることは分かっています。
飛ばし過ぎると、反動が来ることも分かって
います。

完全遂行に適切なペース配分は欠かせません!


来る日も来る日も竹の伐採。

同じ作業のくり返しが続きます。
ヒヤリとすることも続くし・・



竹の倒す方向が決まっています。

誤って家屋に直撃しようものなら大変だ、
防獣柵がない方向へ、家屋がない方向へ。

ロープでテンションをかけながら、狙い通りの
方向に切り倒さねばなりません。

それも一本、一本。
気が遠くなるような緊張作業が続きました。




終わりが見えてきました。

しかし山登りと同じで、これからが最も
苦労するところ。

頂上目前の9合目で、急に体が重くなって
前に進めなくなるんですね。

ところで作業の内容ですが、
竹は切り倒しに1割の労力を使います。

あと9割の労力はロープ掛けや切断細分化、
運搬となるでしょう。

そうです一本の竹は7~8等分に切断します。
なぜそんなに細かく切断する必要があるのか。



まず放り投げるのに無理のない重さに
しないと。

防獣柵ネット内の竹は、運び出すために
ネットを乗り越え(放り投げ)ねばなりません。

そもそも竹の重さですが、
筒中に水が入っている(地面から2~3ⅿくらい)
ことが多く、かなりの重量となります。

細かく切断しなければ、
担いて運びだすことも出来なくなります。



山と積まれた最終置き場。

これらが5年も経つと、ほとんどが土に変わるから
驚きです。

海抜2ⅿ、暗くて風通しの悪い高湿下だと、
腐りかたは想像を超えるスピードですね。

作業はまだ続きます。


竹株をバールで、何度も突き崩すのだ。

竹の節を全て粉砕すると、中に溜まっていた
水がスーッと抜けていきます。



次は竹株を、斧で砕くのだ。

なんのために?



株をこうすることで早く腐らせることが
できると思う訳で・・経験もしているし。

とにかく直径20cmもするモウソウダケ、
何から何まで簡単にはいきませんでした。


つぎは、
伐採前の画像と、伐採後の画像です。


伐採前のA場面


伐採後のA場面


ちょっと横道にそれます。

上が充電式レシプロソー。
下が山林用スパイク地下足袋。

レシプロソーには竹替刃30cm(ゼットソー)。
地下足袋はマジックテープ。

もしこれらの一つでも欠いていたら、
急斜面でのモウソウダケ伐採など、
とうてい出来なかったでしょう。


伐採前と後の画像をもう一つ。


伐採前のB場面

伐採後のB場面

2023年1月2日 全作業は終了しました。

およそ3週間弱におよぶ作業での事故は、
右目の下と右手の甲に、全治二日間の傷。

運の強さに感謝しています。


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